東京芸大の教授であった故・野口氏の処女本。
読んでいて、幼少時の身体感覚がまざまざとよみがえってきたのが印象的だった。
元来「あの頃の身体感覚こそ理想」というナゾの確信があったので出会いの喜びが大きかった。からだオタクの重鎮がおんなじこと言ってるぞ、と。
のみならず重なった確信の先に広がっていた彼の海がまことにゆたか。その景色をみて陥落しました。
もう体験するしかあるまいと飛び込み漂着したのは彼の孫弟子にあたる瀬戸嶋充のWSでした。
視点も語り口も独特なので読み手を選びますが、その奇抜さこそが野口氏のユニークな視点の結実している証拠だと思います。
口に合わずともパラパラ〜と読むだけでも野口氏独特のからだの捉えがみえておもしろいかと。
※(かんたん家系図 野口三千三→竹内敏晴→瀬戸嶋充)
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原初生命体としての人間 (1975年) (三笠選書) - – 1975/3/31
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- ASIN : B000JA010K
- 発売日 : 1975/3/31
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2015年10月20日に日本でレビュー済み
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あたらしいのと古いものを迷って古い物を買いました
新しい物にすれば良かったです。
送ってくれたお店の包装はよかったです
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2001年10月22日に日本でレビュー済み
文章を読んで最初に印象的なのは言葉遊びだ。語呂合わせだ。しかし、なにより著者は自分の身体で遊んでいる。身体という宇宙を探求している。身体を揺らしてみて液体の詰まっている皮袋が人間である、と喝破する。このジェルのようなものが原初生命体であり人間を形成しているものだという。
いろんな風に身体を動かしてみよう、といくつか動かし方が提案されているが、それら所作の明るいことは、○×瞑想法やヨガと違って徹底的に「体操」の発想だ。けっして精神がどうの、願望成就だの、超人、健康、チャクラだのといっていないことがいい。
とにかく身体を試し、観察することによって得た特異な発見がとってもおもしろい。
自分の好きなランニングで考えてみる。液体の詰まった身体を負担少なく移動!させるにはどうすればよいだろうか。正しいとされているフォームは流体力学的にも正しいのだろうか。少なくとも体液の揺れのテンポを把握して走ることだと思う、ウルトラマラソンの場合では。
いろんな風に身体を動かしてみよう、といくつか動かし方が提案されているが、それら所作の明るいことは、○×瞑想法やヨガと違って徹底的に「体操」の発想だ。けっして精神がどうの、願望成就だの、超人、健康、チャクラだのといっていないことがいい。
とにかく身体を試し、観察することによって得た特異な発見がとってもおもしろい。
自分の好きなランニングで考えてみる。液体の詰まった身体を負担少なく移動!させるにはどうすればよいだろうか。正しいとされているフォームは流体力学的にも正しいのだろうか。少なくとも体液の揺れのテンポを把握して走ることだと思う、ウルトラマラソンの場合では。